世界はひとつ……誰もがそう思っていた。
しかしある時から、その常識が変わり始めた。

メタルフィールドの技術者が時空の切れ目を発見。
そしてまたある若者がその時空の向こうに飛び込んだ。

するとそこには見知らぬ世界……見知らぬ生き物……
さまざまな発見や冒険があった―――

こうして、ひとつひとつの世界の交流が始まった―――

種族の隔たりもなく、平和な時が過ぎていった。
しかし平和は長くは続かなかった―――

―――「天魔大戦」―――

人は魔族を殺し、魔族は人を殺した―――
天使は人を守り、悪魔は人を憎んだ―――

戦いの中さまざまな想いが交差する……

『裏切り』『憎悪』『絶望』
『友情』『慈愛』『希望』

人々は戦いの中、真の『勇気』を振り絞り、脅威に立ち向かった。

その戦いは幾度もの歳月を経て、
ヒューマーの勝利という形で終結を迎える……

しかし、その代償は計り知れず、人々は多くのものを失っていた……

そしてある赤き雨の日……人は死を

拒んだ―――

人々は世界に光を戻すべく、ふたたび種族関係なく協力した。
世界は再び元の平穏な日々を取り戻しつつあった……

だが、確実に闇はこの世界を飲み込もうとしている。

その闇は、人々に混乱を招き、争いを引き起こさせ、
はたまた、その闇の眷属を生み出す……
闇より深き闇であった。

人はその闇の名をこう呼んだ。

 『漆黒』 と―――

そしてまた、ひとつの命が天より旅立つ―――

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